ヘタレ刑事-デカ-の事件簿~真実をつなぐ館~



「もう貴様はいい」


杉原がため息をつきながら、ドカッと自分のイスに腰を下ろした。


「え……??!それはクビということですか?!」


結城は血相を変えて問いただす。


杉原はタバコに火をつけながら、


「そこまでは言ってないだろう。こっちは貴様をクビにできるもんならしたいけど、人員とかの理由で色々いきなり辞められると厄介なんだよ!」


少しホッとする。


「じゃあ………もういいとは……?」