「兄ちゃん、おまちどおさま」
カウンター席に座っていた結城の元に頼んだラーメンが来た。
恰幅があってワイルドそうな店主からラーメンを受け取る。
「どうも」
店主が笑顔でジロジロと結城を見つめる。
「なんだい、スーツ姿ってことは仕事に戻れたんかい?」
と聞いてくる。
「はい、お陰さまで。バカにされてた後輩に誉められてるの聞いて恥ずかしくなって来ました。まぁ、後輩に誉められるって変ですが、」
結城は苦笑して割り箸を割る。
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