――――――………。



結城はゆっくりと瞼を開けた。


真っ白な天井が目に入る。


「………あれ?」



病院のようだった。



結城はベッドから身体を起こす。


別荘で気を失ってから、今まで何があったのか覚えていない。


思い出そうとするが分からなかった。



すると、


「お、やっと起きたか」


と隣のベッドから聞き覚えのある声が聞こえた。