「………お父さん、私がこれから、お父さんの作品や大好きだったものを持ってきてあげるから待っててね。 陽子、約束果たせたよ。今から行くからね、」 マイコは独り言を言いながら二階に向かうためか、階段を上り始めた。 二階なんて行ったら逃げ場所はない。 あの部屋なら逃げ場所はあるが、マイコに逃げる意識はないので、あそこから逃げ出すには危険だ。 結城はマイコを止めようと駆け寄る。 「行くな!!!マイコさん!!!」 だが、目の前に火がついた家具が倒れ込み、立ち往生する。