マイコは何かに吹っ切れたように、ソファに座った。 「とても哀しい話ですね」 結城はしんみりとしながら言った。 「でも僕は同情はしません。どんな理由であれ、殺人事件は殺人事件です。マイコさんには罪を償っていただきます」 マイコの目を力強く見つめた。 だがマイコが目を反らす。 「嫌よ、あんなやつらの殺人容疑で罪を償うだなんて。警察に捕まったって反省なんかしたくもない!」