「結局、そのあとは何か分かったんですか?」
と結城が聞くと、マイコが頷いた。
「そのあとだった。お父さんの死から一年が経って、楓音波が賞を取ったの。
何気なく雑誌を取って、あらすじを読んでみたら一年前に無くなったあの原稿の内容が全く同じだった。
念のために発売された本を読んでみた。内容もタイトルも何もかもが、あの原稿のままだった。
私はこの人が犯人だって核心した。
そしてファンのフリして、ファンレターを送った。でもその内容は脅迫文みたいな感じだったけど……」
「なんと書いて送ったんですか?」
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