光が差し込む。 結城はその光に、停電が終わり、元に戻ったのだと思った。 だが違った。 朝が来たのだ。 台風は過ぎ去ったようで晴れている。 まだ電気は復興していないようだ。 杜矢との電話が終わったあと、いつの間にかに眠ってしまったようだ。 でもきっと浅い眠りだったのだろう。 まだまだ眠い。 だけど再び眠りにつくことは出来ず、結城はベッドから起き、リビングに向かうことにした。