『お前が刑事になりないと思った理由ってなんだ?』 「え」 『いいから教えろよ。』 結城は杜矢にきっかけを話した。 『いい理由じゃねぇか。』 杜矢は静かな声で、 『じゃあさ、その刑事に憧れ始めた頃はそんな弱気だったか?』 「それは……、」 そんなはずはない。 刑事になりたい一心で小説を読み漁り、勉強だって励んだ。 いつか、この手で犯人を捕まえるために……。