結城は今度は躊躇わず、杉原に連絡をした。 電話口の声はいつもの責め声で鋭い。 だが聞き耳は持ってくれているようだ。 『どうした?そっちは無事か?!台風の被害がすごいようだが。事件の情報つかめたか?』 「それが………第二の被害者が出ました」 『何?!』 杉原に《お前がいながら何をやってる!》と怒られることを想定しながら伝える。 だが想定外だった。 『被害者は?』 結城は少しだけ動揺した。