「被害者は佐野雪斗さん、職業は……コンビニの店員だそうです。犯行された場所は○○県の○○村というところです」
結城は昨日の自己紹介の時、みんなのことをメモしていたので、メモ帳を確認しながら伝えた。
すると杉原は困り果てたような声を上げた。
「どうかしたのですか?」
『どうかしたも何も、今そっちに駆けつけられんのだ!!台風が○○県に上陸していて、甚大な被害を出している。ヘリもパトカーも今は危険だ。
その上、○○村となると、山に囲まれた村だ。土砂崩れの厳重注意警報が発令されている。』
「え?!それは……孤立状態に立たされているということですか?」


