†会長様と王子様†




「絶対おまえからリンを奪ってやる。」


そう言い捨てて何処か言った





「マジで兄妹なんだな・・。」
「なんで?」
「勝手に呼び捨てにするところが。
さっき『リンを奪ってやる』と宣戦布告してたから。」

ゾワワッッ!!!!

「と・・鳥肌・・!!!!」
「ひでェ。(笑)」
「マジ意味わかんない!!やっぱ恨みあるのね!?」
「お見合い断ったのいつの話?」
「多分・・中学の時・・?」

「・・リン。」

びくっ


「耳ダメだって・・・。」
「落ち着いた?」
「多分・・。嫌な気持ちはないよ。」


いつの間にか鳥肌がおさまっていた

心臓がドクドクいっているのが丸わかりだわ・・

ジンに聞こえないかが心配・・


「そろそろ戻るか。」
「・・そだね。」


・・ぽんっ


「気をつけて。」
「・・うん。」



私の頭を軽く撫でてから男子高の校舎に戻って行った



私も女子高の校舎のほうへ戻った