†会長様と王子様†




正確にいえば『抱きしめ』られてます




「宮中くんはリンが好きなの?」
「・・そーなの?」
「さあ。」


そういえば・・こいつに腕を掴まれたことがあったな・・


そのときは・・鳥肌立った記憶しかない・・


ゾワゾワッッ!!


ヤバい!!本気で鳥肌立ってきた!!!



ぎゅぅっ!


「あらら・・どうしたの?」
「何か・・鳥肌立った・・。」
「大丈夫か?」
「もう平気・・。安心する・・。」
「それはよかった。」



「・・お見合いさえ断らなければ・・・・。」
「ん?お見合いが何だって?」
「お見合いさえなければ僕の物だったのに・・!」

・・ちょっと待って

何言ってるの?


物?


「お見合い云々はわかんないけどリンは『物』じゃないから。」

てか・・私らもお見合いしたよね・・途中で気絶しちゃったけど


告白するまでジンに触られるの『嫌』と感じた記憶はないんだよね