†会長様と王子様†



~~♪
勿論私のケータイから・・・

「ケータイ見るの嫌になって来た。」
「『出会い系』からか。」
「どこから漏れたんだろ・・。私の大事なメアドを・・。」
「誰かがアレに言ったとか?俺が見るか。」
「お願いします。ケータイを処分しようか・・。」
「そしたら連絡の手段がなくなるからな・・。」
「嫌だああ・・。」
「よしよし。」
「これ・・幸せだァー。」
「それはよかったね。」

ジンの膝の上に座って頭撫でられる・・これ本当に幸せ・・♪


「とりあえずこれも拒否リストに入れる?」
「お願いします。」



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「けっこう・・送られてきたな。」
「怖いでしょ?」
「怖いじゃないだろ・・。」
「寧ろアレのすることが怖い。」
「確かに。」
「まだ貴方のこと諦めてないんかー。さっさと諦めればいいのに。」
「俺らは『恋人関係』を通り越して『婚約関係』だからな。」
「お昼までは『友人関係』だったような気がしたんだけど気のせい?」
「気のせいじゃないと思うよ?
昼にやっと『恋人関係』になったんだよね。」

「うんにゃ。あの女・・やることがすごかったね。何故か私がプチっときたよ。」
「あの女キモかったな。いきなり後ろから抱きついてくるから。」
「キモい・・(笑)。」
「嫉妬したのか。」
「『離れろ。ひっつくな。近寄るな。』と思っちゃいました。てへ。」
「『てへ』じゃないだろ・・。」
「涙目上目遣いにブリっ子なんて私にはできない技さ。やるとしたらおふざけで?」
「リンの身長なら上目遣いできるんじゃない?」
「その身長私に分けてほしいなー。」
「それはできないなー。」


精一杯上目遣いしてみた

「身長・・分けてほしいな・・。」
「はいはい。無理だから。
捨てられた小動物のような表情されると困る。」

うぇー・・何か悲しい・・

「無理だったか・・。どういうタイミングで涙目になるんだろ・・。」
「泣かなくてもいいから。」