†会長様と王子様†



そんなこんなでエレベーター内



ぎゅぅぅぅッッ



「な・・ちょ・・・・えええ!!!!!?」

「やっぱリンの体温低いなー。風邪ひかないように気をつけてね。」



・・・すっごい力でジンに抱き締められてます・・・・

これじゃ窒息しそうです 押しつぶされそうです
気持ちよすぎて死にそうです
いや・・このまま死んでもいいかも・・・




―――ポーン♪



あらら・・・着いちゃったの・・・



「・・来たのか。」

「ジンくーん♪」

その声の主は・・・ジンのお兄様

久々の登場ですね・・・




「・・・ところでその女は誰?まさか・・・・浮気?」

それを言うと思った!!

「断じて違う。」

即答ですか
無表情ですよ・・・

「流石ジンくん♪一途な想いを続かせるのを応援するよ♪」

「愛しの彼女と一緒に居ないの?」

「今は仕事中。本当に忙しそうで邪魔になるのもアレだからこっちに遊びに来たんだよ。
ここに来る途中ににいろんな・・怪しそうな人たちとすれ違ったぞ。受付のとこで『これを鞘河さんに・・・』て。」

な・・・なんだって!?


「それに俺をジンと勘違いして睨まれたし。いやァー怖かったなー。」

そう言いながら微笑んでる・・・黒そうだな・・・お兄さん・・・

「気付かなかったな。受付のとこでそれがあったなんて。」


確かにね・・・手のことで夢中になってたから・・・