†会長様と王子様†



ようやくジンさまからのメール



――――――

もう校舎前にいるよ

――――――



相変わらず簡素ですなー


======




「・・・何もされていませんよね。」

「?何が?」

「不審人物を見かけたんで。それと盗撮写真も……。」

「盗撮?」

「私がジンと居るときのばかり。それ以外はないよ。」

「怖いな……。」

「とりあえずさっさと行こうか・・。」

「そだな。」


ぎゅっ



て・・・て・・・手を握られた!!

心臓が本当に飛び出そうだった!!


あったかい・・・私の手って本当に冷たい・・
性格も冷たいんだっけな・・・

やっぱりジンは冷たくないね あったかいから


「・・意外と冷たいな。」

「性格がですか。よく言われます。ぐすん。」

「違う違う。俺の手も冷たかったらどうしようかと思ったから・・。」

「本当にあったかいよ。もしかして低体温?私はあるときは34℃出たよ。」

「低すぎるな・・。俺は35℃後半だけど。」

「体温分けてくれ。」

「わかった。あとでな・・♪」

「・・・・・ッ!?」


まさか・・・・スイッチ入れちゃった・・・!?