「奈美」
「...湊。どうしているの?」
「夜、毎日ここに来てるから」
「知らなかった。あっ、この公園すごくいいよね!私も好きなん」
「またあいつか?」
「...っ」
その時、奈美は同じ学校の男と付き合っていた。
よく暴力をふるわれ、傷が絶えないことも知っていた。
「もうあいつとは別れればいいだろう?」
「...無理だよ」
「だったら泣くなよ。誰も助けてなんてくれねぇよ?」
「湊が、助けてよ...」
「...は?」
「湊が助けてよ。それで自由にして...」
そう言って奈美の泣く姿に見とれた。
その言葉がやけに心に残って、
奈美を俺のものにしたいと思った。
