「みなと?」 「ごめん。俺が守らなきゃいけないのに。怖かったよな?」 間近でみた凛にはいくつもの傷がついているし、手首には強くつかまれたような跡もあった。 「こわかった...けど、湊が助けに来てくれるって信じてたから」 そう言って力なく笑う凛を見て、さらに強く抱きしめた。 「い、いたい」 「いいから黙っとけ」