~湊side~ 「加瀬、お前はここで待っててくれ」 「はい。お気をつけて」 やっとのことで見つけた廃棄工場。 こんなところに凛はいるのか? そう思うと、足が自然に速くなっていった。 工場のどこにいるかまではわからない。 「凛!いたら返事しろっ!!」叫びながら捜しまわる。 その時、 「湊っ!!ここっ!!...いやっ」 「凛っ!!」 すぐ近くから凛の叫ぶ声が聞こえてきた。 その声を頼りに走りだした。 凛、もうすぐ行くから。