「友達にするなら自分にやれ、そう言ったから実行した。そう言ってたよ」
「それって...」
たくさんのピースがはめられて頭の中で1人の名前が浮かび上がってくる。
トイレで会った時、確かに言った。
湊を諦めなければ稀子に手を出す。だからうちは自分に手を出して、と。
神田、さん?
「もしかして心当たりがあった?そしたら多分その人。恋人の前に出て来れないようにして、ってさ」
「そんなの...ない。嫌だ...」
湊に会えなくなるのは、嫌だ。
会いたい。会いたい。会いたい。会いたい...。
「じゃ、悪いけど。時間ないし、いかせてもらうね?」
「え?.....っ!!?」
勢いよく押され、床に寝ころばされ馬乗り状態になってきた。
