俺様王子✕美人姫


~湊side~



最近凛の様子がおかしいとは思っていた。



でもなにを聞いても「大丈夫。なにもないよ?」の一点張り。



一応、凛のことを気にしていた、つもりだった。



「どういうことだよ...」



俺の携帯に送られてきたメール。



それは佐伯財閥の専属運転手、前田さんからだった。



「凛様が何者かに誘拐されました。湊様が御一緒でないのはこちらも把握しております。なにか心当たりがございましたら、至急ご連絡お願い致します」



誘拐された?なにかの間違いだろ?



やっぱり凛がおかしかったことに関係があるのか?



「元、鈴白。落ち着いて聞いてくれ...」



2人にも協力してもらい、凛を捜す。



わかっていることは昼休みに誘拐されたこと、黒いワンボックスに乗せられたこと。



たまたま凛のことを見かけたクラスのやつが教えてくれた。



「神田、他に分かることは?」



「それだけしか...全く役にたてなくてごめんね?」



「いや、それだけでも十分。ありがとう」



俺はこの時後ろで笑っているのに気付きもしなかった