「ちょっと!!」
トイレから出れば、そこにいたのはクラスの神田さんたちだった。
「!?...ここで何してるの?もしかして盗み聞き?」
「稀子にまで手を出さないで!!」
「鈴白さん?だったらあんたが諦めればいい話じゃない」
確かにそうだ。
意地悪で俺様な湊なんか諦めればそれで済むんだ。
でも...
「そんなことできない」
優しくてうちのことはなんでもわかってて、王子様スマイルかましちゃうくらい余裕な湊。
諦められるわけがない。
こんな気持ち初めてでなんなのかわからないけど、うちの隣に湊がいなくなる...
湊がいない生活なんてうちにはもう考えられない。
