―校門前―
「やっぱりここから別々で行こう。湊が先に行って」
「ここまで来て?たまには一緒、もいいよな?」
「い、嫌だ!手を離して!!ちょっと!!」
手を繋がれている状態で中に入った。
案の定、湊を待っていた生徒はたくさんいて一緒に歩いてるうちはそれはまぁ散々な目にあった。
「睨まれるし、陰でこそこそ言われるし」
「そんなことないと思うけど?」
「だって、うちなんか全く可愛くないのに。絶対『あんな子のどこがいいの?』『あれで釣り合うと思ってんのかしら?』とかいろいろ言われてるよ...」
「もしかして鈍感...」
「ん?なんか言った?」
「ううん。なんでも(間違いなく鈍感ね。凛、あんなは美女なのよ、美女。)」
「で、潰されそうになったから手、払って逃げてきた」
なんだかプチッと音がなりそうな勢いだったよ...
朝から疲れがドッときた。
