「聞いておらんか。わしの息子と同級生なんだ。小さい頃から綺麗でな。今も元気か?」
「はい。ピンピンしていてうるさいくらいです」
「ほほぉ。そうか、そうか」
初めて知った。
全くそんな話聞いてない。
日頃からあんなにうるさいのに何を話しているのやら...
「それでだ。君のこと、綾さんから頼まれているからな。3年3組に行きなさい。息子が担任をしているし、なんだか君に関係のある子がいるらしい」
「関係のある人、ですか?」
「あぁ。わしも詳しくは知らんがな。綾さんのことだ、またなにかとんでもないことでも企んでいるだろう(笑」
とんでもないことって...
お母さん、あなたは小さい頃なにをしてきたの?
でも想像しただけで小さい頃を想像できてしまうのだけれど。
「なんかすいません」
「なに、君が謝ることじゃない。おぉ、もうすぐHRが始まる。息子には言っておいてあるから教室に向かうといい」
「はい」
