大好きな君へ

◇◆side平助◇◆


ちぃが部屋を出たのを見て、俺はぱっつぁんと佐之さんを呼んだ


「なぁ、最近ちぃがおかしいんだよ……」


すると、佐之さんは不思議そうな顔をした

「なにがおかしいんだ?」


「ちぃが寂しそうな顔するんだ」

すると、佐之さんはよくわからないと言うかおをした

「それに……」


「「それに?」」


俺は、核心的な事を言った


「ちぃが、俺より後に起きた」


「な、なんてことだ……」

「そ、そんなことってあるのかよ!?」


びっくりする二人


なんせ、ちぃはいかなるときも俺よりは早く起きていた


例え熱があってもだ


するとぱっつぁんが

「そらぁ心配だか、アホの俺らが考えててもわかんねぇだろ……今日平助がきけよ」


と言った


俺もそのつもりで京の町に誘ったんだ


「当たり前」


すると、ぱっつぁんはニヤッと笑った


「それは良かった良かった!!じゃあ、朝飯くうか」


「「おぅ!!」」


そして、俺達は広間にむかった