大好きな君へ

◇◆side千奈◇◆


「…ぃ……ち……い……ちぃ!!」


「わっ!!……平助君?」


目を覚ますと、目の前に平助君のドアップ


「ど、どうしたの?」


私がきくと、平助君は心配そうな顔をして私を抱きしめた


「ちぃがいつになっても起きねぇから……」


へ?

私そんなに寝てた?



すると、平助君は思い付いたようにバッと私を離した


「なぁ、今日俺非番だから、京の町にいこ!!」


京の町か……

ずっと前平助君と行ったっきりだったな……



私は笑顔で頷いた

「うん!!」


すると、


スッパーーーーーン



いきなり襖があいて佐之さんとぱっつぁんが入ってきた


「おうおうやってっか?朝のいちゃいちゃタイム」


すると、平助君は頬をぷーっと膨らませた


「佐之さんうっさい…べつにそんなんじゃないし…//」


私は、いつものようにケンカを始めた二人をおいて部屋をでて台所にむかった