大好きな君へ

「土方さん、失礼します、千奈です」

「入れ」

私が、部屋に入ると土方さんが座っていた

私は土方さんの前に座った


「古高さんが話してくれました」

「なっ、……この短時間で!?」

土方さんは心底驚いた顔をした

私は、そんな土方さんを無視して、古高が言ったことを話した


「─────、と言うことです」


話を聞くと、土方さんは呆れていた

「長州の奴はついに頭がいっちまったのか?……まぁ、いぃ……」

そして、

「山崎、幹部を集めろ」

とどこかに向かって言うと、どこからともなく


「御意」


と、山崎の声がきこえた


そして、土方さんはこちらにむきなおった

「お前もここにいろ……お前が説明したほうが速いだろ」


「はい」



はいとは言ったものの、少しキツいかな……


くらくらするし………


やっぱ、ウタが言ってたように、あんまり力を使うと消えちゃうのかな……


そんな事を考えていると、幹部がほとんど集まっていて、来てないのは、巡察にいっているぱっつぁんと平助君だけになった