大好きな君へ

古高の話によると、長州の者が、松平公を暗殺して、祇園祭の前の風の強い日に京に火を放ち、天皇様を長州にさらおうと考えてるらしい


そして、その計画について、今日の夜に会合があるらしい


どこでやるかは分からないけど


私は、最後に

「ありがとう……これで貴方は救われるはず……」


と無責任な事をいって、倉をでた


古高は「え?」みたいな顔をしていたけど、あえてそこには降れないでおこう






それにしても、ちょっと最近力を使い過ぎたかな……


何だか目眩がする……


早く土方さんに伝えなきゃ……


私は重い足を引きずって、土方さんの部屋に向かった