大好きな君へ

◇◆side千奈◇◆


あれから朝ごはんが終わっても、叫び声は続いてる


最初は怖かったけど、段々慣れてきた


それに

「古高ってなんだっけ……」


古高って、いつかの歴史の授業で聞いたことあるような……


「顔、洗お……」

一端頭を冷やすために、私は、井戸に向かった


そこには、

「ひ、土方さん!!どうしたんですか!?」

着物に血がベッタリついている土方さんがいた

土方さんは疲れきったような顔だ


「もしかして、古高さん?が何もいってくれないんですか?」


「ああ……」

と言うと、フラフラと井戸に向かった


土方さん、大丈夫かな……





はっ!!

その時私はひらめいた



「土方さん、古高さんの拷問、私にやらせてください」


それをきくと、土方は血相をかえてこっちをみた

「お前は何いってやがる!!お前に出来たらとっくに俺がききだしてる」


それでも、私は自信があった


「お願いします!!一刻、一刻だけで良いですから」


すると、土方さんは数秒間考えて

「はぁ……じゃあ、一刻だけだからな」


と言って、私を拷問部屋まで連れていってくれた