《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「は、はぁ……」



視察の目的はわかったけど、
それがどうしたっていうんだか。



そう思ってたら、会長は
キラッと瞳を輝かせて、



「よかったら芹沢さんも
一緒に来ない?

うん、そうしよう」



「はぁっ!?」



相手が生徒会長様だって
のも構わず素っ頓狂な大声
あげちゃった。



だって、なんであたしが
視察に同行!?


あたし別に生徒会役員でも
なんでもないのに。



「アハハ。まぁつまり、
視察を兼ねた校内見学だよ。

芹沢さん、まだまだ学園
内で行ってない所、沢山
あるだろう?

僕が案内してあげる」


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