「り―――!」
「――ウザいんだよ、お前。
オレはお前なんて知らねー
って散々言っただろーが。
これ以上人の周りを
ウロチョロすんな」
氷の矢のような冷たい声。
あたしは折れそうになる
心を、必死で支えた。
「どぉして……?
忘れただなんて信じらんないよ。
あたし達……生まれた時
からずっと、一緒だった
のに……!」
陸の輪郭がぼやける。
堪え切れなくなった涙が
熱く頬を濡らした。
陸の、『チッ』って舌打ち
する音が聞こえる。
_
「――ウザいんだよ、お前。
オレはお前なんて知らねー
って散々言っただろーが。
これ以上人の周りを
ウロチョロすんな」
氷の矢のような冷たい声。
あたしは折れそうになる
心を、必死で支えた。
「どぉして……?
忘れただなんて信じらんないよ。
あたし達……生まれた時
からずっと、一緒だった
のに……!」
陸の輪郭がぼやける。
堪え切れなくなった涙が
熱く頬を濡らした。
陸の、『チッ』って舌打ち
する音が聞こえる。
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