大急ぎで彼の視線を追った
その先には………。
「陸………!」
私服姿の陸が、間違いなく
そこにいた。
パーカーのポケットに
両手を突っ込んで、俯き
がちに歩きながら今まさに
自動ドアを出てこようと
してる――。
「陸っ………!」
思わず駆け寄ろうとしたら
管理人に強く呼び止められた。
その声で陸も顔をあげ……
一瞬目があったように
感じたけど、陸はすぐに
フイッと管理人に視線を移す。
そして抑揚のない声で、
「……どーしたんですか?」
_
その先には………。
「陸………!」
私服姿の陸が、間違いなく
そこにいた。
パーカーのポケットに
両手を突っ込んで、俯き
がちに歩きながら今まさに
自動ドアを出てこようと
してる――。
「陸っ………!」
思わず駆け寄ろうとしたら
管理人に強く呼び止められた。
その声で陸も顔をあげ……
一瞬目があったように
感じたけど、陸はすぐに
フイッと管理人に視線を移す。
そして抑揚のない声で、
「……どーしたんですか?」
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