《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

学年もクラスも、部活も違う。


悔しいけど今のあたしと
陸には、“幼なじみだった”
っていう以外の接点は、
何もない……。



(どうしよう――。
何か方法はないの――…!?)



その場に立ち尽くして強く
唇を噛んだ時。



――管理人のビックリした
声が、耳に届いた。



「おや、桐島君……!」



(え――――…!!?)



弾かれたように顔を上げ
管理人のおじさんを見た。



彼は小窓から、寮の正面
玄関の方を見てる。


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