学年もクラスも、部活も違う。
悔しいけど今のあたしと
陸には、“幼なじみだった”
っていう以外の接点は、
何もない……。
(どうしよう――。
何か方法はないの――…!?)
その場に立ち尽くして強く
唇を噛んだ時。
――管理人のビックリした
声が、耳に届いた。
「おや、桐島君……!」
(え――――…!!?)
弾かれたように顔を上げ
管理人のおじさんを見た。
彼は小窓から、寮の正面
玄関の方を見てる。
_
悔しいけど今のあたしと
陸には、“幼なじみだった”
っていう以外の接点は、
何もない……。
(どうしよう――。
何か方法はないの――…!?)
その場に立ち尽くして強く
唇を噛んだ時。
――管理人のビックリした
声が、耳に届いた。
「おや、桐島君……!」
(え――――…!!?)
弾かれたように顔を上げ
管理人のおじさんを見た。
彼は小窓から、寮の正面
玄関の方を見てる。
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