《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

でも――一度決めたら、
止められない。

それがあたしの性格だ。



「――行く。

あたしにとっては充分、
正当な理由だもん」



あたしはギュッと拳を
握りしめて立ち上がると、
上着を羽織った。



当たって砕けろだよ。

何もしないで部屋に
こもってるより、きっと
ずっとマシ。



「誰か来たら適当に
ごまかしといて!」



美月に頼んで部屋を、
そして寮を飛び出す。



場所だけはチェックして
あった2年男子寮、通称:
アザレア寮を目指した。


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