《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

時計を見た。
時刻は8時を指してる。



「え? 行くってまさか――…」



「消灯までまだ2時間あるもん。

もしかしたら少しくらい
会えるかもしれない」



――陸の住んでる寮に。



あたしの意図を察した
美月は目を真ん丸にしてた。



「で、でも夕食後の異性の
寮への訪問は、正当な
理由がない限り禁止って――」



『さっきの集会で、結愛が
自分で言ってたよ?』って。



そういえばそうだったかな。

そんな寮則、読み上げた
気もする。


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