《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「ゴメンね、心配かけて」



「ううん。それで――
聞いてもいい? 昼間のこと」



「ウン」



今さらミエ張ったって仕方ない。

あたしは正直に話した。



「昼間会ったのは、陸に
間違いないと思う。

でも――お笑いだよね。

あんなふうに言われ
ちゃって……」



最後の辺りでまたジワッと
涙がにじみそうになる。



美月はいたたまれない顔で
あたしを見て、気遣いの
言葉をかけてくれた。



「そっか……。ショックだよね。

けど、また仲よくなれば
色々思い出してくれるかもよ」


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