書記席のすぐ後ろに立った
会長はあたしを見下ろして
薄くほほ笑むと、



「ミモザ寮だけ申請が
来ないから、僕も心配して
いたんだ。

本当にギリギリの申請
だけど――大丈夫?

もしかして、何か問題が
あるのかい?」



「いえ、あの………」



またまたあたしはまともに
しゃべれない。


でも今回は会長にあっけに
とられたってゆーか……

なんかあまりに完ペキ
すぎるオーラに圧倒され
ちゃったからだった。


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