そんな何気ないこれからの
毎日が、楽しみで楽しみで――。



「やっと取り戻せた時間だ。

これから思う存分、
楽しまなきゃな」



考えてたことをそのまま
言われて、あたしは目を
パチクリさせて陸を見た。



陸はそんなあたしの額に
もう一度軽いキスを
落として、囁く。



「オレの卒業まで、覚悟
してろよ。

この学園に来てよかった
って、心の底から思わせてやる」




その強気なセリフに。



あたしは4年分の
ありったけの想いを込めて、
頷いた。



「―――ウンッ!!!」







         ☆END☆


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