「結愛………」
陸の指先があたしのアゴに
触れた。
その指先は優しい力で、
そっとあたしの顔の角度を
あげる。
「……いい女になったな。
正直、こんな全寮制なんて
危険な学園に置いとくより、
箱に入れてしまっときてー」
「は、箱?
もう……あたし、おもちゃ
じゃないよぉ……」
「わかってるよ。
けど――もう、お前は
オレのモノだ。
誰にも触れさせたくなんか、
ねーんだよ――…」
「陸―――…」
陸の顔があたしに近づいた。
_
陸の指先があたしのアゴに
触れた。
その指先は優しい力で、
そっとあたしの顔の角度を
あげる。
「……いい女になったな。
正直、こんな全寮制なんて
危険な学園に置いとくより、
箱に入れてしまっときてー」
「は、箱?
もう……あたし、おもちゃ
じゃないよぉ……」
「わかってるよ。
けど――もう、お前は
オレのモノだ。
誰にも触れさせたくなんか、
ねーんだよ――…」
「陸―――…」
陸の顔があたしに近づいた。
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