「ねぇ陸、あたしだよっ。
結愛だよ!」
さらに言って陸のソデを
掴むと、ようやく陸は
ハッと我に返ったように
瞬きした。
あたしは勢いが止まん
なくて、まだ一気にまくし
立てる。
「高等部からここに
入学したんだよ!
陸と同じ、ロザリオ学園の
1年生になったの!」
『マジかよ!?
お前の頭でよく入れたな!』
――なんて言いながら、
笑ってくれると思ってた。
驚きと感激の再会が実現
したんだって……ほんの
少しも疑うことなく、
思ってたのに。
_
結愛だよ!」
さらに言って陸のソデを
掴むと、ようやく陸は
ハッと我に返ったように
瞬きした。
あたしは勢いが止まん
なくて、まだ一気にまくし
立てる。
「高等部からここに
入学したんだよ!
陸と同じ、ロザリオ学園の
1年生になったの!」
『マジかよ!?
お前の頭でよく入れたな!』
――なんて言いながら、
笑ってくれると思ってた。
驚きと感激の再会が実現
したんだって……ほんの
少しも疑うことなく、
思ってたのに。
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