《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

予想外の用事が入って、
もう今日は陸を探すのも
諦めてたのに。



まさかこんな所で会える
なんて、感激で涙が
出ちゃいそう。



「陸っ! 陸だよね!?」



あたしはぶつかったことの
お詫びも忘れて、目の前の
陸に詰め寄った。



陸はあんま表情のない顔で
ジッとあたしを見下ろしてる。



……驚いてる?



入学式の点呼で、あたしが
入学してきたのは気づいて
くれなかったのかな……?


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