「陸――お前、この娘を
かばうのか――!?」
総次郎さんがワナワナと
震える声で言う。
「……暴力はやめて
下さい、おじい様。
そんなこと……する必要
ありません」
(陸…………!?)
「どういうことだ、陸?」
陸は総次郎さんが再び
椅子に腰をおろしたのを
見届けてから、杖から手を離す。
そしてあたしからは顔を
そむけるようにして、
総次郎さんにこう言った。
「彼女が言ってることを
気にする必要はないです。
もう間もなく決議の結果が
出るんですよ」
_
かばうのか――!?」
総次郎さんがワナワナと
震える声で言う。
「……暴力はやめて
下さい、おじい様。
そんなこと……する必要
ありません」
(陸…………!?)
「どういうことだ、陸?」
陸は総次郎さんが再び
椅子に腰をおろしたのを
見届けてから、杖から手を離す。
そしてあたしからは顔を
そむけるようにして、
総次郎さんにこう言った。
「彼女が言ってることを
気にする必要はないです。
もう間もなく決議の結果が
出るんですよ」
_

