《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

精一杯の想いを込めて、
振り絞るように叫んだ。



総次郎さんはギリッと歯を
鳴らして、すごい瞳で
あたしを見続けてる。



「小娘の分際で、よくも
そんな口を……!」



さすがというべきか、もう
かなりのおじいさんなのに
すごい迫力。



だけど怖がってなんてられない。



あたしは気持ちを奮い
起こして、もう一度
言葉を続けた。



「お願いします。

もう、陸にこんなこと
させないで下さい。

今の生徒会長もすごく
いい人です。
本当は糾弾する必要なんて
どこにもない人なんです」


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