「……………!?」
総次郎さんだけじゃなく、
陸もハッと目を見張った
のがわかった。
だけどあたしは陸には
目を向けず、総次郎さんを
にらむように見ながら続ける。
「おばさんも陸も、少しも
不幸せそうな顔なんてして
なかった。
おじさんがいなくても、
二人ともいつも笑ってて……。
あたしの家族と一緒に、
本当に毎日楽しく暮らしてた」
二人が笑ってたのは――
たとえ死んでしまっても、
その心の中で、たしかに
おじさんは生きてるからだよ。
_
総次郎さんだけじゃなく、
陸もハッと目を見張った
のがわかった。
だけどあたしは陸には
目を向けず、総次郎さんを
にらむように見ながら続ける。
「おばさんも陸も、少しも
不幸せそうな顔なんてして
なかった。
おじさんがいなくても、
二人ともいつも笑ってて……。
あたしの家族と一緒に、
本当に毎日楽しく暮らしてた」
二人が笑ってたのは――
たとえ死んでしまっても、
その心の中で、たしかに
おじさんは生きてるからだよ。
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