《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「だ、大丈夫。

それよりちょうどいいよ……」



せっかく人に会えたん
だから、生徒会室の場所を
聞かなきゃ。



そう思ったあたしは涙で
潤む目をゴシゴシこすって
顔をあげ……そして、固まった。



「え―――…!?」



高い身長。



綺麗な卵形の顔にりりしい
眉、キリッとした二重の目、
高い鼻筋と引き締まった唇。



……記憶の中の面影より
ずいぶん大人っぽく
なってるけど、間違える
はずがない。


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