だったらまず思い当たる
のは、道場。



でもたどり着いたそこは
無人だった。



それなら――…。



(陸にとっても運命の日。

そんな日に陸が行こうと
するなら……)



息を切らして特別教室棟を
回り込み、その先のドアを
開ける。



そしてその向こう――

温室の中に、あたしは
3人の人影を見つけた。



「結愛―――…!?」



まず目を見張って声を
あげたのは陸。



藤枝さんは、『やっぱり
来たね』って顔であたしを
見てる。


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