反対側から来た人と、
思い切りぶつかったんだ。
相手はあたしより背が高い
ようで、あたしはその人の
胸板に顔ごと突っ込ん
じゃったみたい。
鼻がツーンと痛くなって、
目に涙がにじんだ。
「ったぁ……!」
「だいじょーぶっ、結愛!?」
美月がバタバタと駆け
寄って、鼻を手で押さえて
フラつくあたしを支えてくれる。
「結愛………?」
くぐもった声が聞こえた。
男の人の声。
身長からしても、あたしが
ぶつかったのは男の人みたいだ。
_
思い切りぶつかったんだ。
相手はあたしより背が高い
ようで、あたしはその人の
胸板に顔ごと突っ込ん
じゃったみたい。
鼻がツーンと痛くなって、
目に涙がにじんだ。
「ったぁ……!」
「だいじょーぶっ、結愛!?」
美月がバタバタと駆け
寄って、鼻を手で押さえて
フラつくあたしを支えてくれる。
「結愛………?」
くぐもった声が聞こえた。
男の人の声。
身長からしても、あたしが
ぶつかったのは男の人みたいだ。
_

