《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

藤枝さんはギョッとした
声をあげ、あたしに近寄り
肩に手をかけようとする。



だけどあたしは片手で
それを払い、背中を向けて
拒んだ。



その様子を見て藤枝さんは
ハッと何かに気づいた
ように息をのんで――。



「あなた――もしかして、
誤解してる?」



「――――え?」



今度はあたしがドキッと
する番だった。



「誤解って……どーゆー
ことですか……?」



「私と陸のことよ。

もしかして、つき合ってる
とか思ってるんじゃないの?」


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