《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

「だけど――陸もそれは
同じなんだよ。

もしまだ陸を思う気持ちが
あるなら、それだけは
わかってあげて」



「は? 何ですかそれ?」



“陸を思う気持ち”なんて、
どうしてこの人がそんな
こと言えるの?



悔しさと切なさが胸に
込み上げてきて、自分の
顔が歪むのがわかる。



「イヤミですか?

陸はもう――そんなの、
求めてないじゃない……!」



相手は先輩だけど、最後は
感情を抑え切れずにキツい
口調になった。


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