《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

あぁ、『はい』とか、
なんてマヌケな返事。


そう思うけど、どうにも
冷静でなんていられない。



だって藤枝さんは、陸の――…。



「ここじゃなんだから、
ちょっと移動しようか。

あ、食事はもう済んでる?」



今は昼休み。

最近は食堂には行かず、
教室でこっそりパンとか
食べて済ましてた。

ホントはダメなんだけど。



「済んでますけど……」



「そう。じゃあ、ついて来て」



藤枝さんはそう言って、
勝手にきびすを返して
歩き始める。


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