「ゴッ、ゴメン。今行く」
あわてて席を立ち、心配
そうに見つめる美月を
残して出入口まで歩いて
行くと――。
「はじめまして。
芹沢結愛さん、だよね?」
艶のある髪をサラリと
揺らして挨拶する藤枝さん。
「そ、そうですけど……」
答える声はかなり
不審そうになっちゃってた。
それを見て藤枝さんは、
「その顔だと私のこと
知ってるみたいだけど、
一応名乗っとくね。
3年の藤枝です」
「は、はい……」
_
あわてて席を立ち、心配
そうに見つめる美月を
残して出入口まで歩いて
行くと――。
「はじめまして。
芹沢結愛さん、だよね?」
艶のある髪をサラリと
揺らして挨拶する藤枝さん。
「そ、そうですけど……」
答える声はかなり
不審そうになっちゃってた。
それを見て藤枝さんは、
「その顔だと私のこと
知ってるみたいだけど、
一応名乗っとくね。
3年の藤枝です」
「は、はい……」
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